観劇は、こわくない。


私は一時期、しょっちゅうと言っていいほど舞台を観に行っておりました。
ジャンルは様々。
伝統芸能からアンダーグラウンド系まで。

そんな私の観劇に関するちょっとしたオハナシです。




* 「なんか舞台観に行くって怖い!」


友人に、一度、「舞台観に行くって、かしこまってる感じで怖くない?」と言われたことがあります。
その気持ち、よーくわかります。
なにを隠そう、私もそう思っていましたから。
ですが、一度踏み出してしまえばなんと言うことはありません。
映画館に見に行くのと同じような感覚でいけます。
ここで、観劇のすばらしさについて、少し掲げてみましょう。


* 距離の近さ


当然大きな舞台では、舞台上の役者とは距離が遠いです。後ろならなおさら。

でも、考えてみてください。
目の前にいるのは、映像じゃない、生身の役者さんたち。

小さい舞台だと、本当に目の前で、熱い演技を繰り広げてくれます。
大きな舞台にも、それなりの理由はあると私は思っています。

たとえ遠くても、そんなものを感じさせないほどの熱量を伝えられる、そんな役者さんや裏方さんたちがあつまっているからこそ、大きな箱で舞台を繰り広げているんです。

会場が一体になって、ステージの空気に包まれる感覚は、一度体感したら、きっとまた触れたいと思う感動があります。


* ”生”であるということ


舞台はナマモノです。
脚本も、役者もなにもかも同じでも、全く同じ舞台はないです。
小さなアドリブ、その時のテンション。

全部を同じくすることは不可能に近く、だからこそ、それを感じるために観劇を重ねる人もいます。
台本にない、そういったエピソードこそ、逆に心に響いたりすることもあります。

故に完全なる一期一会

それを感じられることが楽しくなったら、もう観劇を怖いなんて、思うことはなくなっているでしょう。


* 仕舞いに

私自身舞台を観に行くのが好きなので、ちょーっと熱が入ってしまいますね(苦笑)
なので、本日はこのあたりで仕舞いとさせていただきます。
虹色えまぃん堂、今後ともどうぞ御贔屓に。

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